2017年4月26日〜5月9日

4月26日成田発21:40のMalaysuaAirline MH0071でKuala LumpurK経由 MH0170で4月27日12:05Kathmanduに到着
空港から市内に入ると警笛禁止の道路標識が目についたので聞いてみるとこ交通違反で罰金を取られるそうだ。警笛が聞こえないのは確かに静かである。
ガイドのビルハウスに13:05について歓迎のおもてなしをいただきビールで乾杯。
明日からのTreckingの準備のため専用のダーフバックにパッキングしまた、今回の費用の支払い等を済ませてビルさんの手料理で夕飯をいただく。尚、今回はヘタンジェ村復興支援の寄付とビルさんの自宅訪問が目的のためでもある。またコースはロッジがないので大半はテント泊でコック同伴となる。

今回の目的
2015年のネパール大地震が4月25日、M7.8、続いて5月12日M7.3の激震で死者8964人の死者が出ました。翌日ネパールでトレッキングの予定でしたが直前でキャンセルし、その後すぐに復興支援の義援金等を現地のガイドに寄付し少しでもお役に立てばと考えていました。村は約100件、450人ほどで地震で全壊11件のうちほとんどがいまだに仮設の住まいと聞いています。農業を中心に自給自足の生活をしています。ヘタンジ村には政府の支援等が行き届かず、昨年はトレッキングで彼らへの支援も行いました。今年はそんな山岳に暮らし毎回世話になっているマガール族のヘタンジ村に直接行き、建設中のコミュニテイーセンター(耐震設計)の建設等の見学も兼ねてピケピークトレッキングを計画しました。

2017年4月28日 04:50起床 晴
05;40朝食 紅茶、パン、炒り卵、野菜サラダ、マンゴー
06:45出発 インド製のジープにTrecking材料を満載。喧噪のカトマンズを出てしばらくしドライバーさんが20分ほど朝飯の休憩。その間にはTreckerを乗せた車がどんどん走り去ってゆくが大半はトヨタのハイエースで中には少人数を乗せたジープとこの2種類だ。
急な山道に入ると崩落の補修工事でしばらく停車し今度は河原を走りやがてGrumiという昔はそこまでしか車が入れなかったところで昼食をとる。定番のダルバート(カレー)ある。
何回峠を越えたであろうか分かれ道で舗装の途切れたDhap(2900m)からでこぼこ道を11kmでPhetanje村に着き畑の中まで車がそこはガイドのビルさんの家だった。
16:20Phetanje着 車の荷物を下ろし、しばらく家の周りを見学、2016.05Nepal大地震で建物倒壊や崩壊の家を多く見て来たがビルさん家はそれほど傷んでいなかった。マヤさんは今年はずっとここで家の手直しや増築をしながら野菜つくりをしているという。
家の周りはリンゴの木、桃、プラムやジャガイモに麦畑、始めたばかりのシイタケ栽培等周辺を説明してくれた。
夕食、ロキシー、ビール、チキン、豆焦がし、ごはんと漬物。
就寝は酔って覚えていない

2017年4月29日 06:00起床
朝食前に村内散歩、支援募金で建設中のコミニュテイセンターを見学、屋根や外壁はできているようだ。今日は村の人が集まり何かあるとの参加するよう言われていた。
朝食 パン、炒り卵おかゆ味噌汁、バナナ、紅茶
09:00 ビルさんの案内で村内を散歩。小学校、ヘタンジェバザール、病院予定地、ワラビ採りや花を撮影。
昼食 おろしそば、リンゴ
隣村からも募金活動があり1000R寄付した。
13:00イベント参加
コミニュテイセンターでビルさんが耐震強度を施した建築の説明をしたり今後の工事予定などを集合した人たちに説明してくれた。
村のグラウンドに行ってみると大勢の村人が集まっていた(実は数人と)集会の一番前の椅子に案内され、言葉はわからないが何やらスピーチが始まりやがて代表らしい人が歓迎のカタを相棒のTちゃんにかけ始めた、自分にもすると次から次へ参加者がカタを取り出し我々の首に巻き付け見えなくなるほどの数で村人全員が次々にかけてはナマステと手を合わせる。ビルさんが2年前の寄付と今回の高額な寄付を二人からいただいたと説明してくれました。そうかこれが歓迎なんだと思った。今日は募金活動の集会だったんだと後でわかったが、我々が来るのでビルさんが企画したのだった。今度は一人一人からの募金でほぼ全員が寄付をして最後にロキシーやどぶろく(マッコイ)の振舞酒でこれもかわるがわる村人から酒を薦められるがもうたくさん(プギョ)と言ってもしつこいほど進められるのでついに酔いが回ってしまった。
夕食 ビール、カシ(羊肉)、ジャガイモ餅、焼きなす、オクラ、カブとわかめの酢の物。

2017年4月30日 05:00 晴
玄関前にドッコが5個置かれすでに荷物が積まれていた。
ビルさん、コック(Bale Bahadur Magar)、ポーターさん5人,合計9人
07:30出発またここでマヤさん、ギャンさんの奥さんからカタをかけられた。
10:25Jhapre(ゴンパ)
ゴンパの前で遠くエベレストやマカルー手前にはナンブルが見える。
午後は昼飯にビールを飲んだせいか多少息切れ気味で大木のシャクナゲが咲く道をビスタリビスタリと歩を進める。
牧場のような広大な草原にゾッキョが点々と草を食んでいる。
11:30〜15:20Bhulbhule着 周辺はシャクナゲが山一面に咲き誇り白やピンクで朝は目の前のピークから日の出とエベレストが見えるところだという。ブルブレは (水がぶくぶくと出るところという意味)
すでにテントが2張りヤクカルカでバッテイが1軒ある。
16:00頃から雨が降り出し1時間ほどでやんだ。
夕食 ビルさんのテントでミルクテイ、混ぜご飯、味噌汁、サラミ、漬物、ロキシー
 
     ヌーンブル                           シャクナゲ
2017年5月1日 05:00 快晴
日の出を見ようと前のピークへ
クーンブ方面は雲に隠れて少し見えるがエベレストは見えず。ヌンブルは見えるが木の間でシャクナゲは光を浴びきれいだった。
キッチンボーイが紅茶、洗面のお湯(タトパニ)を持って来る。
朝食 おかゆ、炒り卵、チャパテイ、トマト、きゅーりニンジンや大根の漬物
08:00出発〜09:50Lamuje 10時少し前から小雨が降りだしカルカのバッテイでお茶をしていると雪に変わりあっという間に2センチほど積もった。
昼食はスパゲッテイ、スープ、紅茶、リンゴ
11:00小やみの雪の中を出発
林を抜けて〜強風のため長いマニ石の右側を進み北斜面を強風と吹雪に向かって登山道を探しながら登る。湿った雪で手袋は濡れて冷たくとうとう手袋を外し片手をポケットに入れて温めながら吹き溜まりの雪を避けて歩く。登りもゆるくなりトラバースルートまで来ると前から2人のトレッカ−が来た。吹雪で察知したのかポーターが迎えに来たのだった。我々のザックを渡したらあっという間に消えてしまったそれから小一時間今日の設営地Dairyに到着。3657m
ロッジと建物が数軒、ピケピークのBase Campだ。
キッチンの竈で暖を取りながら冷えた体を温めカローチャをごちそうになる。竈の薪は火の勢いが弱く回転式の送風機を回すとよく燃えるので時々これを使い調整する。
おバーさんからもっと火のそばに来いとすすめられ膝や背中を温める。そのうちに娘や息子らしい2人がゾッキョを連れて帰ってきた。
最初の部屋は雪が隙間から入るので別の部屋に変えてもらった。
小屋の前は10p位の雪だが踏み固めると朝は氷ついて滑りそうだ。吹き溜まりは20pを超えているが、外の階段横には細いホースから水がちょろちょろ出ている。
夕食 カレーライス、味噌汁、ハム、漬物、乾きもの、ロキシー
19:20 就寝
 
Pikey PeakよりNumbur(6958m)                Gaurishankarの三角雪田(7135m)

2017年5月2日 05:30 晴 −5度位
ピケピーク登頂日
08:00 出発〜10:00 ポーターはトラバースルートをジャスバンジャン(3540m)へ
途中ピーク直下から7135mのガウリシャンカール(三角雪田)が見えしばらく撮影。30分ほどでメインのPikey Peakに到着。
手前のヌンブル((Numbur)6958mは近くてよく見えるが遥かKhumbu Himal (EVEREST)方面は雲をまとい見え隠れしているのでしばらく様子見ながら撮影。西風で雲が流れて望遠レンズなら多少は撮影できそうだがすぐに隠れてしまう。
広い山頂でチョルテンにカタを巻き付け安全に来られたことに感謝し、しばらく石に腰掛けたりしてヒマラヤの山々を撮影した。
11:00少し前に下山開始、雪の少ないルートを探しながらピークの右側を下るが吹き溜まりや滑りそうなところを避けビルさんが先導し、ハイマツにつかまったり横に下にと先に見える西側の登山道え目標に1時間以上苦労して安全なルートにたどり着いた。
分岐点からトラバースでカルカまで、本来ならピーク北側のルートが最短のようだが雪で危険なための迂回ルートを下った。(3675m)
12:50−13:10昼食は弁当 茹で卵、おにぎり2個、サラミ、チーズ、ビスケット、リンゴ
13:10 いばらのようなとげのある細い道を下りやがて樹林帯の中へ北斜面でも雪は次第になくなりまたトラバースルートでいくつもの沢すじを超えてJase Banjyanに到着。3540m
ちょうど峠のような場所で風はなく唯一電気が通っている。テントは2張り分の場所だが南東側にPhapluの飛行場が見える。
夜には町明かりが少し、また天空には星が瞬いていたが、夕方は雨になりしばらく降り続いた。
夕食18:30 ロキシー、白飯、味噌汁、漬物、サラダ

2017年5月3日 05:00 晴
朝食 パンケーキ、炒り卵、おかゆ
07:45出発
今日は最後の登りでシャクナゲの少ない場所だった。約2時間ほどで登りも終わりストーパで休憩、ロバの一行(9頭)5人の欧米人が通過、この先は湖のあるコースに行くらしい。濁酒を持ったおじいさんが2頭のゾッキョを連れてその子供はサンダル履きでついて来た。すぐ下から逆コースをカップルが来たが、これからの登りは相当きついが大丈夫かな。テントも担いでいた。
10:55 本来はここで昼食場所だが誰見ない、水が取れないので通過したようだ。3670m
12:20 水の音が聞こえはじめその先の河原ですでに昼食の用意が出来上がっていた。
14:30 Toktor 1軒のロッジでここは旧エベレスト街道でジリ方面の交通手段が車に変わったため人の往来がなくなりロッジ使用が減りさびれたのだそうだ。確かに小屋も傷み始めている。旧ロッジとキッチンの間にテントを張りその周りを鶏や犬が遊んでいる。
聞くところによると電気はだいぶ改善されて停電はほとんどないようだ。
夕食 ダル(小さい豆を焦がしたもの)シチュー、豆腐(やっこ)、モモ、漬物、ロキシー
19:30就寝

2017年5月4日 05:00 晴
朝食 おかゆ、炒り卵、チャパティ、トマト、キューリ、
07:25出発
08:55Junbesi手前のNunmburの見えるところで大休止、最後の撮影場所。
今日は天候が良いのかルクラ方面の飛行機が頻繁に飛んでいる。中には間隔も開けずに続けて飛ぶツインオッターもある。
08:55−10:40 トルロストーパ(仏塔)で昼食
紅茶、うどん(カツオ味)、ロッテイ(アゲパン)、ツナ、野菜、リンゴ
11:45−13:45 トートンチューリン ゴンパ(尼さんがほとんどの寺)で喜捨 1ドル 周辺でもっとも古い寺で増築した拝殿では尼さんがお経をあげていたが帰りにお茶だか食事だか盛んに薦めてくれたが時間がないのでやめた。(10列150人位がいたがそれぞれ経が終わると帰っていく)
15:10 Junbesi 着 Apple Garden Lodge
名前のとおり周りはリンゴ畑になっている。
隣の学校との間にテント場があり専用のキッチンもついている。食事はロッジの中で。
夕食 ロキシー、ダル、煎餅、カレー、コロッケ
宿泊客は欧米人6人と1人(一人でPCを眺めていたバックパッカーみたいな

2017年5月5日 05:20 晴
07:00 おかゆ、パン、ゆで卵、トマト、キューリ
07:50出発
ゆるい巻き道を上り下りしながら次第に川沿いに下り2時間ほどでBeniのニジマス養殖場に到着。しばらくニジマスの池を見学したり休憩。川の水がきれいなところだが池から逃げ出し川に生息しているのだという。ここはニジマスを食べにくるところで流行っているというが、目の前で3匹棒で頭をたたいて一人のトレッカー(女性)に食わせるそうだ。
10:30 Beniの河原で昼食
ソーメン、カプシ(ねじりパン)、アルン、ツナ、ニンジン、ピーマン、チーズ、紅茶
14:45−15:00SalleliBazarで Teatime ビルさんの知り合いのところ。2325m
15:35 ビルさんの妹さんのlodgeに到着 2270m
夕食19:00より夜はTreckingのスタッフ一同で打ち上げ。コックとポーターはここで解散し明日朝はPhetanje村へ帰る。
記念撮影、コック、ポーターにそれぞれチップを渡す。
スタッフはTrecking中は肉料理を食べていないので豚肉、鶏肉、牛肉を炒めたものとサラダを食べながらロキシー、チャンで盛大に打ち上げパーテイは佳境に尚、ポーターの二人はビルさんの身内であることが分かった。また、lodgeのオーナーもガイドであることも。
とにかく、飲めや食えでもう降参で一人減り、二人減りで解散までお願いする始末だった。
21:50就寝 グロッキー。

2017年5月6日 04:50 起床、昨日の酒がまだ未消化状態で起きた。 
おかゆをいただき、紅茶だけ頂く。お別れにカタをかけてもらい早々に車に乗り出発05:40 Kathmanduまでは約10時間だそうだ。
1時間ほどのところでDriverさんの朝飯、Patele BazarのCheck Post07:20を通過、08:25Okhaldhunga大きなバザールでトラックが脱輪し、しばらく通過待ち、ここがまたDriverがしばらく情報交換でもしているのか09:00出発。
10:30 Grumiに到着し昼食のダルバートで30分だけの休憩。
ここからがDriverの腕の見せ所で、舗装道路をとにかくスピードレースかカーチェイスか前の車はことごとく警笛を鳴らし抜き去る。
二時間走り道路工事の場所でしばらく停車中に今度は雷が鳴るや否や雨が降り出した。
14:30 紅茶で休憩、店の鶏と七面鳥がつつき合いの喧嘩をしているがどちらも引かず10分位はお互いに辞めなかった。
走り出してすぐにまた車が止まった、雨は降る、雷も止まった原因は雨で土砂が道に流れ出し通過にてこずる車で進まない。
これからGrumiに向かう車は果たして河原を渡れるかどうか。
そんなこんなで思わぬ時間をロスしてNagarkotのホテル雲海には18:30到着。
すぐにシャワーを浴び10日間の汚れを落とす。できればお風呂がね。
19:30 夕食 まずはビールとロキシーで乾杯シャクパ(シェルパスープ)焼きそば、サラダ。

2017年5月7日 05:20 起床 曇り
雲海の上から太陽が昇り真っ赤だった。残念ながら太陽が相当上まで昇らないと雲海は消えず遠くKhumbu方面は見えないらしい。
それでもベランダに出てカメラを構えて撮影。朝のコーヒーはまた格別だ。
朝食 トースト、炒り卵、野菜炒め、紅茶。
08:30〜ホテルの乗用車でカトマンズのビルさん宅へ向かう。
ジープと違いシートはソフトで快適、またDriverさんも運転がおとなしく客扱いかスピードもゆっくりで違いを感じた。
カトマンズ市内に入ると今度は渋滞に嵌まりしばらく動かず、一度止まると長いこと5分以上はそのままで、交差点は車がいろんなところからはいって来るまるでベトナムの渋滞と同じである。市内中心を抜けるとすいすい走れる。
10:50 ビルさん宅到着。Amritさんが迎えに来た。
午前中は荷物の整理でダーフバックから自分のザックに詰め替え。
昼食 ビールで乾杯、バッパ(薄いパン)、ざるそば、マンゴー
夕方まで昼寝。
夕食 ビール、ロキシー、餅、天ぷら、サラダ、ニジマスの甘酢かけ
22:00 就寝 夜中に蚊の攻撃に遭い仕方なく煙草の煙で追い払おうとするが効果なくたたきつぶすことにし、また電気をつけたまま寝たらどうやら攻撃はやんだようで眠ることができた。寝不足気味。

2017年5月8日 06:00起床 晴 やはり眠かった。
朝飯前に最終パッキング。
朝食 パン、おかゆ、卵焼き、ウインナー、マンゴー、珈琲
09:30 車でToribuban Airportへ 昨日の渋滞を考慮して少し早めに出る。
Driverが気を聞かせて抜け道を走り10時過ぎには空港に到着。
入口のチェックでビルさんとお別れ、2週間本当にご苦労様でした。NAMASTE。
5月8日:13:05 MH0171 Kathmandu〜Kuala Lumpur 20:00
5月8日:23:30 MH0088 Kuala Lumpur〜Narita 07:40

成田にはほぼ定刻通り到着した。
  






   Pikey PeakとPhetanje村を訪ねて